こんにちは!chiku(@chikugurume)です☘
7月下旬、梅雨が明けて連日の猛暑で苦しむ中、無事に第1子を出産しました!!SNSでは公言せず、身近な人や会った人には伝えていましたが、無事にこの世界に産まれてくれたので、改めて報告します!!
私、自他共に認める痛みに弱すぎる人間代表として、出産の痛みに耐える自信がなかったので、計画無痛分娩をすることにしておりました。計画無痛分娩は、自然分娩(普通分娩)と異なり、促進剤を使って陣痛を起こして麻酔を打って出産するので、痛みをほぼ伴わずに出産することが出来ると言われる出産方法です。
私は出産予定日近くなっても、破水や陣痛がなく、予定日の数日前の妊婦健診で産道が開きはじめたと内診で聞き、出産予定日に入院→上手くいけば翌日から翌々日に出産する計画無痛分娩にしよう!と言うことになりました。
結果的に痛みに弱すぎるあまり、麻酔をしすぎて赤ちゃんがもう出るぞ!と言う肝心な時に麻酔が切れて、お腹がめちゃくちゃ痛い中、出産することになりました。そんな私の初めての出産レポを備忘録として書いていこうと思います。1人の人間の人生経験として読んでもらえると幸いです。
chiku
この記事は、精神的に余裕がない方が読むとあまり気持ちの良い内容に感じられない可能性があります。心にゆとりをもって読んで頂ける方に読んでもらうことを推奨します。
出産の前日に入院!前日にしたこと
私がお世話になった病院はママの体調やお腹の赤ちゃんの健康状態にもよりますが、無痛分娩を希望する場合で、予定日までに破水や陣痛がなかったら、先生と相談して決めた前日から入院し、翌日以降に陣痛促進剤を打って産まれそうになったら産むと言う流れでした。
事前に病院で聞いていた入院に必要な持ち物を用意し入院!個室を予約していたので、個室で荷物を整理しながら呼ばれるのを待っていました。この日にやったことは大きく分けて3つです。
1.点滴用の注射針を腕に刺す
2.無痛分娩用の麻酔を入れるチューブを腰に取り付ける
3.子宮口を開くため、ラミナリア(子宮口を開く道具)を入れる
点滴は陣痛促進剤や出産後の子宮収縮剤を入れるために使います。助産師さん2人体制で太い針を腕に刺してもらい、固定したままその日は寝ました。ずっと針が腕に刺さってる不快感があったのですが、体力温存のため、その日は寝ました。ただ、妊娠後期は頻尿が凄くて、2時間おきくらいに深夜も起きてトイレに行ってました。
点滴の針は献血用の針をずっと刺しっぱなしにしてる感じに近くて、注射が苦手な私にとって、めっちゃしんどかったです。早くこの針取れないかなってずっと思ってた。
無痛分娩用の麻酔用チューブは硬膜外麻酔と言う腰のあたりにチューブを入れてそこから陣痛を和らげる麻酔を入れるためのものです。このチューブを入れる時にも、局所麻酔をするのですが、点滴の針の方が痛かったので、チューブを入れる時の痛みは最初から最後までほぼありませんでした。
この処置をすると、腰から背中にかけて、前胸のあたりに伸びてる長いチューブがついてる感じです。が、チューブが腰に入っていても、全然痛くないので、仰向けに寝たり、寝返りも普通にできました。
黄色い丸の部分が背中から前胸にかけてのびてるチューブと麻酔を投与する部分です。
赤ちゃんが生まれた翌日にチューブを取ってもらうのですが、先生が入院している部屋に来てスッと取ってもらい、一瞬で終わりました。取る時も痛くなかったです。
最後にラミナリア!これがこの日一番しんどかった!!
少しだけ産道が開いてる(1cmくらい?)と、もともと言われていて、その産道を拡張するために時間が経つと大きくなっていく脱脂綿みたいなやつです。これを産道に入れると、時間と共に産道が徐々に広がります。まだ産道も狭くて、入れる前に内診されるのもめちゃくちゃ痛かったので、この日一番しんどい処置でした。
夜の9時頃にラミナリアを入れて、翌日の9時くらいに取りました。取る時も痛かった…!結果、1cmだった子宮口は3〜4cmになっていました。
ちなみに促進剤を打っても、産道がうまく開かなかったり、赤ちゃんが産道のほうまで降りてこなかったりすると、一旦退院になることもあるのだとか!
私の場合はどうなるのかな?ちゃんと明日、産まれてきてくれるかな?と不安になりながらその日は眠れる時は寝ました。
出産当日を時系列でさくっと振り返る
9:00 前日処置で産道を開くために入れていたラミナリアを取る
その後、陣痛誘発剤の点滴投与を開始。30分ごとに量を徐々に増やし、陣痛を起こしていく
11:00 陣痛がだんだん辛くなってきて、痛みの感覚が5分おきくらいにくる
11:30 陣痛に耐えられず、助産師さんに相談した結果、無痛分娩用の麻酔の投与が決定。先生は普通に昼まで患者さんの診察をしているので、終わった後に麻酔を投与しに来るとのことで待機。辛すぎて旦那の手をずっと握ってた。
12:30 麻酔注入。副反応がないか確認しつつ、少量ずつ投与。30分くらいで効いてきて、辛かった痛みが全く無くなる。
その結果、陣痛が落ち着いてしまい、お産が遠のいてしまったので、ベッドの背もたれをあげてもらい、お腹が下を向くように、赤ちゃんが下に降りてくるような体勢に変更する。
15:00 麻酔の効果がきれてきて、まただんだん痛くなり始める。
15:30 麻酔の影響で尿意を感じなくなった為、おしっこを助産師さんに取ってもらう。
その時に履いていた産褥ショーツを確認したところ、破水していることが判明。内診したところ、赤ちゃんが一気に降りてきていて、産道も更に開いてきたので、このまま促進剤の投与を続けたらもしかしたら今夜中に産まれるかもと伝えられる。
16:00 陣痛に耐え切れず、再び麻酔。
17:00 日勤の助産師さんから夜勤の助産師さんに交代。
点滴1パック分の陣痛促進剤がなくなり、夜勤の助産師さんにこのまま促進剤の投与を続けて今日中に産むか、今日はここでおしまいにして明日に持ち越すか、決めて欲しいと言われ、今日中に産むと伝える。今日中に産むなら、少し陣痛を我慢して貰うことになるかもしれないから、頑張ろうと言われる(めっちゃ不安だったけど、私はとにかく早く産みたかった)
18:00 麻酔の効果が切れる。1回目の投与より持続時間が短くなっていた。
19:00 再び陣痛に耐え切れず、麻酔。
20:00 いよいよ赤ちゃんが下に降りてきて分娩室でお産の準備が始まる。が、このタイミングで再び麻酔が切れる。先生、助産師さんの判断のもと、ここから麻酔を投与してももうあまり意味がないので、このまま頑張りましょうと伝えられる。
ここからは助産師さんに指導してもらいつつ、いきむ。陣痛のピークの時にいきむ→落ち着いたら休憩の繰り返し。
だが麻酔が切れた後の陣痛が痛すぎて、なかなか上手くいきめず、汗だくになって絶叫しながらいきんでた。
23:00 赤ちゃんの頭がもう産まれる!というところまでやっと出てくる。いきむのをやめ、ここからは仰向けで深呼吸していると、赤ちゃんがだんだん出てくる。お腹とお股がとにかく痛い。頭→肩と出てきたところで、助産師さんに赤ちゃんを出してもらう。
23:22 我が子 誕生
その後、私はお股の裂傷具合の確認、縫合をしてもらい、赤ちゃんは隣で健康チェックしてもらう。
2時間かけて子宮収縮剤の点滴を打ち、健康チェックを終えた我が子を抱きながら旦那と3人で1時間くらい過ごす。
翌日 2:00 うまく歩けず、車椅子で個室に連れて行ってもらい、旦那と晩御飯を食べ、旦那は帰宅。私は部屋でそのまま就寝。
麻酔が切れて最後は普通分娩になった話
タイトルにも書いたとおりです。採血で注射針を刺されるだけでビビるほど痛みに弱い人間なので、出産の痛みに耐えられる自信がなく無痛分娩を希望していて、無痛分娩をおこなっている病院を選び、お世話になりました。が、痛みが弱すぎるあまり、赤ちゃんがまだ出てこない陣痛の段階で麻酔を打ちすぎて、体に麻酔への耐性ができたことによって効果が継続しなくなってしまい、結果的に最後は普通分娩になりました。
3回目の麻酔が切れて耐えられなくなりながらも助産師さんの内診でもう赤ちゃんすぐそこまで来てるから頑張ろう!と言われて、産むことになりました。この時点で陣痛が辛くて、陣痛がピークの時は痛いぃ…と辛くなる度に声を出していました。
陣痛が酷い時に、こうやっていきもう!といきみ方を教えてもらい、やってみるのですが、お腹が痛すぎていきむ余裕がない。陣痛がある時はいきんだ方が良いと隣で助言してくれるのですが、マジでそんな余裕がない。ただただ「痛いぃいい〜!!もう無理ぃいいい!!!」と陣痛に苦しむ度に絶叫しつつ、それっぽい形でいきんでいましたが、本当に少しずつしか頭が出てこなくて痛みに悶え苦しんでいました。
そんな私を奮い立たせてくれたのは助産師さんの言葉でした。
「もう赤ちゃんすぐそこまで来てるよ!赤ちゃんも会いたがってる、後はママの頑張り次第だよ!もう少し頑張れば、赤ちゃんに会えるよ!」
私がしっかりいきまないと、赤ちゃんは狭い産道の中で早く出たいのに上手く外の世界に出てこれない。そんな状態にいたのです。
苦しいのは私だけじゃない、赤ちゃんだって苦しいのに、母親になる私が弱音ばっかり吐いていられない、そう思い、とにかく少しずつでも頑張ろうと助産師さんの指示に合わせていきんで、頑張りました。
とは言ってもまぁ〜〜〜、陣痛がマジで辛い。しかも頑張れば頑張るほど、赤ちゃんの頭が降りてくるので、どんどんお股が裂けてきてそれも痛い。痛みはどんどん増す、けど私が頑張っていきむしかない。少しずつ、少しずつ、時間をかけて痛みに耐えながらいきんで、赤ちゃんの頭を出していきます。
だいたい、いきみだしたのが夜の8時、そこから3時間くらいかけて11時頃になり、助産師さんがようやく 「もうすぐ産まれる!このまま頑張れば11時半には産まれるよ!」と声をかけてくれてあともうひと踏ん張り!と更に頑張る力が湧いてきました。助産師さんの一言一言の声かけが私の力になってくれました。
その結果、そこからお産がスムーズに進み、頭が半分くらい出てきたところからは、痛みで絶叫しながらも20分くらいで赤ちゃんが産まれてくれました。
産まれてすぐに産声をあげ、大きな声で泣いてくれたのを見て、痛みも疲れも一気に吹き飛び、ただただ「産まれてきてくれてありがとう」と言う言葉しか出ませんでした。
いざ自分が産んだ赤ちゃんを見ると、マジで疲れ消えますね…!その後しばらく、お股の裂傷確認後、縫合されていましたが、全然辛いとかそういうのもなく、ひたすら旦那と赤ちゃんと話してました。
書き忘れていましたが、旦那は朝9時の陣痛促進剤投与開始から出産まで約14時間、ずっとそばにいてくれました。陣痛が辛い時は手を握ってくれて、上手くいきめず苦しんでる私に助産師さんたちと声をずっとかけてくれていました。旦那がずっとそばにいてくれたから、尚更、最後まで頑張れた気がします。マジで感謝しかない。
ただ、いきんでる時はほんとに辛すぎて余裕なくて、定期的に「水飲む?」と声をかけてくれたり、汗だくになってる私の顔を拭いてくれていた旦那に「今ちょっと余裕ないから話しかけないで…」とかぼやいてました。ほんとごめん、ダメな嫁だわ、私。後から「あの時、ずっと声かけてくれてたのに、マジで余裕なくて冷たくてごめん」って謝ったら、「そういう人だって知ってるから大丈夫」と笑って許してくれる優しい旦那です。そんな旦那がずっと握ってくれていた手が、私の陣痛を乗り越えて赤ちゃんを産むことができた1つの力でした。
最後は自分の力で頑張りましたが陣痛の痛みを和らげる麻酔の効果を実感はしたので、最初から自然分娩、普通分娩を選択した方よりはまだ辛い時間が短かったと思います。
母親になって思ったこと、感じたこと
出産前日からの入院、翌日に控えた出産日から感じていたのですが、先に入院していた他のママさんの赤ちゃんの泣き声すら愛おしく感じていました。
もうすぐ私も赤ちゃんと会えるのか〜と思ったら、入院中、夜中に赤ちゃんの泣き声が聞こえても、微笑ましいな☺️くらいの感じるレベル。赤ちゃんは泣くのも仕事の1つだもんね!
我が子が深夜に産まれて、翌日のお昼からオムツを変えたり、母乳を吸わせる練習やミルクを作ってあげるなど、子育てが始まりました。はじめてのオムツ替え、大量の💩をしていて、お尻を拭いて、オムツを変えて、母乳を吸わせて、ミルクをあげて、ゲップをさせて、最後にオムツをもう1回見たら、おしっこをしていたのでもう1回オムツを変えて…と、助産師さんに教わりながら、慣れない手つきで1つ1つの作業をしました。
一通りの手順を教わり、ベッドへ寝かせると、泣き止まない。口をちゅぱちゅぱしていて何か吸いたいご様子を助産師さんが見逃さず、もう1回、母乳吸わせてみようか〜、と言われて吸わせてみたら満足して寝る…
ヤバい、何してても可愛いわ、我が子。💩をおしりふきで拭いてる時ですら愛おしくてたまりません♡
せっかく寝ても、3時間ごとに起こしてミルクをあげる流れになっていたので、時間になったら起こして、またオムツチェックして、母乳を吸わせてミルクをあげて、と言う手順を何度も何度も繰り返します。
産まれて1日が経ち、ほぼ寝ずに深夜までお世話をしていました。1回のローテーションをしても、終わったからと言ってすぐに寝てくれるわけじゃないので、寝不足になるんです。
でもね、少しでも寝てくれた時の安心した寝顔を見ると寝不足を忘れて思わず笑顔になっちゃうんです。それくらい本当に可愛い。
出産前、けっこうピリピリしてて、些細なことでもイライラすることとかあったのですが、なんか、些細なことでイライラしなくなる。心が穏やかになるんです。
そう思うと、赤ちゃんの力って偉大だなぁと思いました。母親になってはじめて、子どもの愛おしさを痛感しました。うちの子はもちろんだけど、よその子にも、今会ったら今まで以上に愛おしく感じるようになりそうだなぁ、と思いながら、この文章を産後の入院中のベッドの上で書いております。
以上、私の出産レポでした!!
これから初めての子育て、どうなっていくのか全くわかりません。今はポジティブに色々考えられるけど、余裕がなくなってくるとそんなことがなくなってくるのかな?それともこのまま穏やかな気持ちで過ごせるかな?育児できるかな?
これからも子育てのこと、妊娠中のことなど、自分の備忘録の1つとしてブログで定期的に書いていこうと思います。
長くなりましたが、今回の記事はこれでおしまいです。最後まで読んで下さりありがとうございました☘